Mariko
Middleton
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While in Ceremony | 儀式参加時の心得
🔗 Original article in Japanese | 儀式参加時の心得
📌 Framing information: Things to keep in mind while participating in ceremonies.
オフラインの儀式には、大きく分けて二種類ある。
ひとつは『はざま講』のような巫女の集いである。
奔放以上の巫女なら誰でも講を主宰することができる。
儀式は巫女一同車座となる。中心には『ひめひこ』(『にしのひめひこ』『すなのひめひこ』)や御神体を置き、火を灯した暗い部屋で、巫女は膝を突き合わせ、親密な空気の中静かに歌を回し、しぐさをし、占いをする。
儀式の後は食事や手仕事をしながら、あれこれとおしゃべりに花を咲かせる。
『ひあそび講』は年に二回開催される冬至と夏至の集いであるが、最近はもっぱらzoomにての開催が続いている。
もうひとつは、『創造の巫女』が開催する儀式である。
この際たるものは九年に一度の『みあれの儀』であるが、他にもいくつかのことほぎの儀式がある。
これらの儀式は公開の場合もあり、UPHYCAの巫女以外のものと合同で行われることも多い。
参加する巫女は白づくめに揃いの貫頭衣を羽織り、仮面もしくは笠をかぶる。
自分の数珠をもつ巫女はそれを首に下げる。
貫頭衣と仮面は『創造の巫女』から貸し出される。
歌、しぐさが重要になるため、儀式参加に向け、日々これらを身に染み込ませておくこと。
立ったまま儀式に参加する場合、しぐさを行っていない時は胸の前でむすびのしぐさを保ち、集中力を維持すること。
『みあれの儀』仮面、貫頭衣、笠を身に付けた奔放、蠱惑、創造の巫女。両端に立つのは弥饗元比賣崇敬会の巫女。
ことなる物語を生きる巫女同士の集い。『創造の巫女』の儀式の、ひとつのかたちである。
儀式に参加した『創造の巫女』『蠱惑の巫女』この時はゴザを敷き、そこをUPHYCAの持ち場とした。手前に『すなのひめひこ』と『かがみ』、楽器、などが見える。
どのような儀式に参加する際にも、巫女はおそれうやまいいつくしみの心を忘れぬこと。それは、『ねのもとはは』『たまわりみこ』に対してだけでなくその場に集う他の巫女、儀式を行う土地、場所、季節、そこで起こる出来事すべてに対してである。
そのため日頃から歌を口ずさみ『かがみ』の象徴に馴染み言葉をむすぶようにする。『はざま講』の車座が示すように、巫女が集えば皆平等であり、平等であるということは、皆に等しく責任が伴うと言うことだ。
みあれの儀などの特別な儀式の際は、事前に潔斎をもとめられることもある。その場合は主催者の方針に従い、できるかぎり尽くすこと。潔斎の本意は、慎みである。